パラワン冒険記!プエルト・プリンセサで過ごした魔法の4日間【前半】

こんにちは、WaoWaoです!マニラのBGCでIT企業のエンジニアとして働いている日本人です。今回は、念願だったパラワン島のプエルト・プリンセサへ3泊4日の旅行に行ってきました。世界遺産の地下河川、スリル満点のジップライン、癒しのアイランドホッピングなど、盛りだくさんの内容だったので、詳しくお伝えしたいと思います!

1日目:マニラからプエルト・プリンセサへ、そして市内観光


朝7時、マニラのニノイ・アキノ国際空港に到着。国内線ターミナルへ移動し、プエルト・プリンセサ行きの飛行機に搭乗しました。フライト時間は約1時間15分。機内から見える青い海に、早くもワクワクが止まりません!

9時30分頃、プエルト・プリンセサ国際空港に到着。空港を出ると、すぐにトライシクル(オートバイの横に客席がついた乗り物)に乗り込みました。ホテルまでは約20分、料金は150ペソ(約330円)でした。荷物が多い場合は、タクシーの方がいいですね。

ホテルはRizal Avenueにある「Blue Palawan Beach Club」を選びました。ビーチフロントのリゾートホテルで、部屋からの眺めが最高!チェックインは14時からでしたが、荷物を預けて早速市内観光に出かけることにしました。ホテルでは、世界遺産見学とアイランドホッピングの現地ツアーの案内があり、その場で翌日と翌々日のツアーに申し込みしました。

まず向かったのは、プエルト・プリンセサ・ベイウォーク。海沿いの遊歩道で、地元の人々の憩いの場になっています。昼間はちょっと暑いですが、夕方になると涼しい風が吹いて気持ちいいんです。ベイウォークには様々な飲食店が並んでいて、地元のストリートフードを楽しめます。私は、バルバキューア(フィリピン式焼き鳥)とチチャロン(豚の皮の揚げ物)を頬張りながら、のんびり海を眺めました。

お腹が満たされたところで、次は「Immaculate Conception Cathedral」へ。1872年に建てられた由緒ある教会で、青と白を基調とした外観が印象的です。静かな祈りの場所で、旅の安全を祈ってきました。

その後、「Palawan Museum」に立ち寄りました。パラワン島の歴史や文化、生態系について学べる場所です。特に興味深かったのは、第二次世界大戦中のパラワンの役割についての展示でした。入場料は50ペソ(約110円)とリーズナブル。

夕方になったので、サンセットスポットとして有名な「Mitra's Ranch」へ向かいました。ここは元上院議員の邸宅で、高台にあるため市内を一望できます。入場料は無料です。夕日に染まるプエルト・プリンセサの街並みを眺めながら、明日からの冒険に思いを馳せました。

ホテルに戻り、チェックイン。部屋に入るとバルコニーから美しいビーチが見え、思わず深呼吸。マニラの喧騒を忘れて、ゆっくりとした時間が流れているのを感じます。

夕食は、ホテルのレストランで。新鮮なシーフードのグリルと、パラワン名物のタミラワ(魚のココナッツミルク煮)をオーダーしました。地元のレッドホース・ビールと一緒に、1日目の締めくくり。明日の地下河川探検に備えて、早めに就寝しました。
 

2日目:世界遺産・地下河川国立公園とジップライン・アドベンチャー


朝6時に起床。ホテルの朝食ビュッフェで腹ごしらえをし、7時にはホテルのロビーに集合。今日は地下河川ツアーの日です!

ホテルからいくつかのホテルを回って、今日の同じ旅仲間をバンに乗せていきます!そして国立公園まではバンで約2時間。道中は、緑豊かなジャングルや水田が広がっています。ガイドさんがパラワンの自然や文化について詳しく説明してくれました。途中、トイレ休憩を兼ねて、パラワンの先住民族バタック族の村に立ち寄りました。彼らの伝統的な生活様式を垣間見ることができ、とても興味深かったです。

9時過ぎ、いよいよサバン港に到着。となったのですが、大型ツアーの観光客が多かったので、まずは近くのジップラインのある
 Ugong Rockに行くことに!

 Ugong Rockは、高さ約75メートルの石灰岩の奇岩です。ここでは、岩登りとジップラインが楽しめます。最初は少し怖かったのですが、安全装備をしっかりつけて、ガイドさんの指示に従って登っていきます。狭い通路や梯子、時には四つん這いになって進むこともありました。同じツアーの年配の方が途中で熱中症になっていらっしゃったので、体力は必須です。頂上に着くと、パラワンの大自然を一望できる絶景が広がっています。深呼吸をして景色を楽しんだ後は、いよいよジップライン!高さ約70メートル、長さ約350メートルのコースです。アンパンマンポーズで滑るか、座って滑り降りるか、、、「怖いけど、やるしかない!」と自分に言い聞かせて、ヒーローポーズでスタート地点に立ちます。

3、2、1...ゴー!一瞬の躊躇の後、体を預けると、風を切って滑り降りていきます。最初は怖くて目を閉じていましたが、徐々に開けると、眼下に広がる緑の絨毯のような景色に圧倒されました。あっという間の1分弱でしたが、この体験は一生忘れられない思い出になりそうです。

Ugong Rockの後は、近くのSabang Beachで昼食。フィリピン料理のブッフェで、アドボ(肉の煮込み)やシニガン(酸味のあるスープ)などを堪能しました。ビーチでしばし休憩した後、本来の目的地である 地下河川探検へ向かいます。

いよいよサバン港に到着。ここから小型ボートに乗り換えて、地下河川の入り口へ向かいます。約15分のボートライド、エメラルドグリーンの海を進んでいくと、カルスト地形の奇岩群が見えてきました。思わず「すごい!」と声が出てしまいます。

地下河川の入り口に到着すると、ライフジャケットとヘルメットを装着。小グループに分かれて、ガイドの操縦するパドルボートに乗り込みます。いよいよ地下河川の探検が始まりました!

洞窟内は驚くほど静かで、パドルの音と水滴の音だけが響きます。ガイドが懐中電灯で照らしてくれる鍾乳石や石筍の形は、まるで芸術作品のよう。特に印象的だったのは、「カテドラル」と呼ばれる巨大な空間です。高さ60メートル以上もある天井に、思わず息を呑みました。

ガイドさんは様々な岩の形を面白く解説してくれます。「ここはキリストの顔に見える」「あそこはキノコみたい」など、想像力を掻き立てられます。また、コウモリやツバメの巣も見ることができました。正直、、、コウモリの糞でとても臭かったです。

約45分の探検を終え、再び外の世界へ。突然目に飛び込んでくる鮮やかな緑と青の世界に、改めてパラワンの自然の美しさを実感します。

ジップラインを終えた後は、再びバンに乗ってホテルへ。夕方5時頃にホテルに到着しました。シャワーを浴びて汗を流し、少し休憩した後、夕食に出かけます。

今日の夕食は、地元で人気の「Ka Lui Restaurant」へ。靴を脱いで入る、フィリピンの伝統的な家屋風の内装が印象的です。コース料理を注文しましたが、新鮮な魚介類を使った料理の数々に大満足。特に、マンゴーとエビのサラダと、ココナッツミルクで煮込んだカニが絶品でした。

食事の後は、少し歩いてプエルト・プリンセサ・ベイウォークへ。夜のベイウォークは昼間とは違った雰囲気で、ライトアップされた遊歩道を多くの人が散歩しています。地元のバンドの生演奏を聴きながら、今日一日の冒険を振り返りました。

ホテルに戻ったのは22時頃。明日のアイランドホッピングに備えて、早めに就寝しました。

長くなったので、3日目以降は別の記事にしますね。