こんにちは!BGCでIT企業に勤めるエンジニアのWaoWaoです。今回は、フィリピンの祝日・休日の過ごし方と、フィリピン人同僚のホームパーティに誘われた時の心得をお伝えします。
フィリピンに来て3年、最初は戸惑うことばかりでしたが、今では現地の文化や習慣を楽しめるようになりました。特に、祝日や休日の過ごし方は日本とは大きく異なり、その違いを楽しむことで、フィリピン生活がより充実したものになりましたよ。
それでは、フィリピンの祝日・休日事情と楽しみ方、そしてホームパーティのエチケットについて体験を踏まえてご紹介します!
フィリピンの祝日・休日事情
祝日の多さ
フィリピンは年間の祝日が多いことで有名です。宗教的な祝日(主にカトリック)、歴史的な記念日、そして大統領令で定められる特別な休日などがあります。急に来週が祝日になったりすることや、日本でいう県や市単位での祝日があったり(Cebuは祝日でManilaは平日といった)するので、少し驚きます。
長期休暇の文化
クリスマスシーズンや聖週間(Holy Week)には、長期の休暇を取る文化があります。この期間は、家族や親戚と過ごすことを重視します。
休日の前倒し制度
祝日が週末と重なった場合、次の平日に振り替えられることがあります。これを "Holiday Economics" と呼びます。
フィリピンの主要な祝日と過ごし方
クリスマスシーズン(12月〜1月初旬)
フィリピンのクリスマスは世界一長いと言われるほど、9月頃から準備が始まります。12月に入ると街中がイルミネーションで彩られ、至る所でクリスマスソングが流れます。祝日の当日はお店が閉店や時短営業ということも多いため、街中は閑散としていたりしますので事前に調べましょう。
過ごし方:
- ショッピングモールでのクリスマスイベント参加
- 教会のミサに参加(12月16日から始まる9日間の早朝ミサ「Simbang Gabi」は有名)
- 職場や友人とのクリスマスパーティ
- 家族や親戚と過ごすノチェブエナ(クリスマスイブ)
聖週間(Holy Week、3月か4月)
キリスト教の重要な行事で、多くのフィリピン人が長期休暇を取ります。
過ごし方:
- ビーチリゾートでの休暇
- 教会での礼拝や宗教行事への参加
- 家族との静かな時間
独立記念日(6月12日)
フィリピンの独立を祝う重要な祝日です。
過ごし方:
- マニラのリサール公園での式典見学
- 各地で行われるパレードの見物
- フィリピン料理を楽しむ
All Saints' Day & All Souls' Day(11月1日、2日)
故人を偲ぶ日で、多くの人が墓参りをします。
過ごし方:
- 地元の友人と一緒に墓地訪問(招待された場合)
- 静かに過ごし、フィリピンの文化を学ぶ
ホリディの楽しみ方
ビーチリゾートへの小旅行
フィリピンには美しいビーチが多数あります。セブ、ボラカイ、エルニドなどが人気です。ファミリーでの旅行や、海外で働く親族たちと旅行している姿がよく見られますので、とても混雑していることが多いです。日本在住のフィリピン人とよくリゾートへ行った時に会うことが多いです。なので、フィリピンでの一人旅はフィリピンの大型連休中はお勧めしません!
モールでのショッピングや食事
フィリピン人に人気の過ごし方です。BGCのSM Aura Premier、マカティのGreenbelt、グリーンヒルズショッピングセンターなどがおすすめ。
国内旅行
バナウェの棚田、ビガンの世界遺産の街並み、チョコレートヒルズなど、見どころがたくさん。国内旅行をするときは、この期間の飛行機価格が上がりますし、Manilaの空港は特に入場に時間がかかるので、余裕を持って行動しなければなりません。
スポーツ観戦
バスケットボールが人気で、PBAの試合観戦は盛り上がります。
ローカルフェスティバルへの参加
セブのシヌログ、バコロドのマスカラなど、カラフルで活気あるフェスティバルが各地で開催されます。BGCでは、年末にK-popアイドルが広場に来場していたりしますよ。
フィリピン人同僚のホームパーティに誘われたら
フィリピン人は非常にフレンドリーで、外国人である私たちを家に招いてくれることがよくあります。最初は戸惑いましたが、今ではこうした機会を楽しみにしています。以下、ホームパーティに参加する際のコツをお伝えします。
1. 招待を受ける
まずは喜んで招待を受けましょう。断ると相手を傷つける可能性があります。日程の調整は柔軟に行いましょう。
2. 手土産を用意する
フルーツ、デザート、ドリンクなどが適しています。高価なものである必要はありません。日本からの珍しいお菓子も喜ばれます。
3. 時間に関して
フィリピン時間(Filipino time)という言葉があるように、時間にルーズなことがあります。招待された時間より30分程度遅れて到着するのが一般的です。
4. 服装
カジュアルな服装で大丈夫です。ただし、あまり露出の多い服は避けましょう。
5. 食事のマナー
- 「Kain na!」(さあ、食べましょう!)と言われるまで食べ始めないのがマナーです。
- 料理はたくさん用意されますが、全て食べきる必要はありません。
- お箸の使用を望む場合は、事前に伝えておくと良いでしょう。
6. 会話を楽しむ
フィリピン人は会話好きです。家族のこと、仕事のこと、フィリピンの印象など、様々な話題で盛り上がりましょう。
7. カラオケを楽しむ心構え
多くのフィリピン人家庭にはカラオケセットがあります。歌を求められたら、恥ずかしがらずにチャレンジしてみましょう。流行りのダンスを2−3個覚えていくのもおすすめです。とても仲良くなれます!
8. 子供たちとの交流
家族ぐるみのパーティーでは子供たちも一緒です。子供たちと交流するのも良い経験になります。
9. お開きの時間
パーティーは深夜まで続くこともありますが、仕事がある場合は早めに失礼する旨を伝えれば問題ありません。
10. お礼の言葉
帰る際には、ホストファミリーに心からのお礼を言いましょう。後日、メッセージやSNSでお礼を伝えるのも良いでしょう。
フィリピンの祝日・休日の楽しみ方
フィリピンの祝日や休日は、現地の文化や人々の温かさに触れる絶好の機会です。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、積極的に参加することで、きっと素晴らしい経験になるはずです。
特に、フィリピン人の家庭に招かれることは、本当の意味でのフィリピン文化を体験できる貴重な機会です。遠慮せずに参加し、オープンな心で楽しんでください。
私自身、同僚の家族と過ごしたクリスマスや、友人の故郷で体験したフェスティバルなど、かけがえのない思い出がたくさんできました。皆さんも、フィリピンでの祝日や休日を存分に楽しんでください!
フィリピンでの生活を通じて、仕事だけでなく、人生をより豊かにする経験ができることを願っています。
では、また次回のブログでお会いしましょう。Hanggang sa muli!(また会う日まで!)