マニラ暮らしで驚いた!フィリピンと日本の建物の違い



こんにちは、WaoWaoです!マニラのBGCに住んで3年目になる日本人エンジニアです。今日は、私が日々の生活で感じているフィリピンと日本の建物の違いについて、みなさんにお話ししたいと思います。

まず、最初に驚いたのが、コンドミニアムの構造です。日本では、普通1階がエントランスで、そこから上に住居が続いていきますよね。でも、フィリピンのコンドミニアムは違うんです!

駐車場が地上階なのにP1P2!?

フィリピンのコンドミニアムの多くは、1階〜3,4階全体が駐車場になっています。最初はびっくりしましたが、考えてみれば理にかなっているんです。マニラは車社会なので、広い駐車スペースは必須。それに、台風や大雨の多い国なので、1階を駐車場にすることで浸水対策にもなっているんですね。地下駐車場は滅多にないですね。

 1階は5階!?どこが出口なの??

さらに面白いのが、日本で言う1階が、フィリピンでは駐車場の上にある階から1階と呼ばれること。エントランスロビーやメインフロアは、駐車場の上にあるので、ここが2階なんです。これは古い建物で、最近は、1階にフロントがあって、エレベータで駐車場を通り抜けて、でも1階は別にあってそこにプールなどのラグジュアリーが設置されていることが多いです。 

フィリピンに初めて来て、送迎を受けてコンドミニアムやビルに直接車を乗り入れた場合は、驚くかもしれません。私も経験しましたが、フロントと思っていたところが1階で、一度外出したら、歩いて戻れなくなって、目の前のビルに入れなくて困ったことがあります。

このような感じで最初は戸惑いましたが、今では完全に慣れました。オフィスで「1階に下りる」と言うと、みんな駐車場に行くんだと理解してくれます。

13階がない!?

もう一つ驚いたのが、13階がないこと。12階の次が14階なんです。これは、13を不吉な数字と考える西洋の影響らしいです。日本では4(し)や9(く)を避けることはありますが、13階をスキップするのは新鮮でした。

コンドミニアムの充実した施設

フィリピンのコンドミニアムの施設の充実ぶりには、本当に驚きました。プール、ジム、サウナ、キッズプレイエリア、バスケットコート、ヨガルーム...まるでリゾートホテルのよう!日本のマンションとは比べ物にならないくらい充実しています。

特に、屋上にインフィニティプールがあるコンドミニアムも多くて、マニラの夜景を見ながら泳げるなんて、贅沢な気分です。休日は友達を呼んでプールサイドでBBQをしたり、施設内のイベントに参加したりと、コンドミニアム内で充実した時間を過ごせるのが魅力です。

セキュリティの厳しさ

建物の違いと言えば、セキュリティの厳しさも日本とは大きく異なります。コンドミニアムはもちろん、オフィスビルやショッピングモールなど、どの建物に入るにもセキュリティチェックがあります。それだけではなく、警備員の数が信じられないくらい多くいます。

バッグの中身をチェックされたり、金属探知機を通されたりするのが日常茶飯事。最初は面倒に感じましたが、今では安全のためと理解しています。日本の「治安がいいから」という前提での緩いセキュリティとは大違いです。

エレベーターの使い方の違い

日本では、エレベーターに乗る時は「先に降りる人を待つ」のが常識ですよね。でも、フィリピンではそうとは限りません。乗る人と降りる人が同時に動くことも多く、最初は戸惑いました。

また、エレベーターホールでの並び方も違います。日本では整然と列を作りますが、フィリピンではみんながドアの前に集まって待っています。慣れるまでは、自分が次に乗れるのかどうか不安でした(笑)

建物ごとの違いを見てみる

オフィスビルの特徴

私が働いているIT企業のオフィスは、BGCの近代的なビルにあります。日本のオフィスビルと比べて感じる大きな違いは、オープンスペースの多さです。

カフェのようなラウンジスペースやミーティングエリアが充実していて、自由に働く場所を選べるんです。また、屋上や中庭にも憩いの空間があり、リフレッシュしながら仕事ができる環境が整っています。日本の「デスクに縛られる」働き方とは全然違いますね。

ショッピングモールの規模

フィリピンのショッピングモールの大きさには、いつも圧倒されます。日本のイオンモールをさらに大きくしたような規模で、一日中歩いても回りきれないほど。

面白いのは、モール内に教会があったり、政府機関の窓口があったりすること。買い物だけでなく、生活のあらゆる用事がモールで済ませられるんです。そんなに大きなモールが集まってたってもいるので、とても活気が感じられます。日本では考えられない光景ですよね。

公共施設の違い

公共施設の違いも興味深いです。例えば、図書館。日本の図書館は静かで落ち着いた雰囲気ですが、フィリピンの図書館は少し違います。グループ学習スペースが充実していて、にぎやかな雰囲気。本を読むだけでなく、コミュニティの集まる場所としての機能も果たしています。

また、公園の使われ方も違います。日本の公園は静かに過ごす場所というイメージですが、フィリピンの公園は常にアクティブ。朝はヨガやエアロビクスをする人々でいっぱいで、夜はイベントや屋台が出て賑わっています。

スーパーマーケットの特徴

スーパーマーケットの建物も、日本とは異なる特徴があります。まず、規模が大きい。日本のスーパーの2〜3倍はあるでしょうか。 

商品の並べ方も違います。日本では商品がきれいに整列していますが、フィリピンのスーパーはもっとカジュアル。山積みされた商品や、通路にもはみ出している光景はよく見かけます。また、同じ商品が大量に積んであるコーナがあることも多いです。例えるならば、BGCのスーパーは伊藤ヨーカドーのスーパーのようで、地方のスーパーは業務用スーパーのようです。

また、多くのスーパーにはフードコートが併設されています。買い物の後に、その場で食事を楽しむ人も多いんです。日本では見かけない光景か昭和の光景ですよね。

建築様式の違い

全体的に見て、フィリピンの建物は日本よりも「開放的」な印象です。大きな窓、広いバルコニー、吹き抜けのある空間など、明るく開放的な設計が多いです。

一方で、エアコンの使用が前提になっているので、自然換気の仕組みは日本ほど発達していません。日本の建物にある「通風」への配慮は、フィリピンではあまり見られないですね。ただし、建物自体は機密性があまりないことが多く、エアコンの横から自然の空気が入ってくるということが多いです。

フィリピンと日本の建物の違いを通じて

フィリピンに来て3年、建物の違いを通じて、文化の違いも感じています。一見すると不便そうに見えることも、フィリピンの気候や生活スタイルに合わせた理にかなったものばかり。

日本の効率性やきめ細やかさも素晴らしいですが、フィリピンの建物には、ゆったりとした時間の流れや人々の温かさが反映されているように感じます。

海外で暮らすことで、当たり前だと思っていたことが「当たり前」ではないことに気づく。それが、海外生活の醍醐味だと私は思います。みなさんも、機会があればぜひフィリピンに来て、建物の違いを肌で感じてみてください!

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。WaoWaoでした!