パラワン冒険記!プエルト・プリンセサで過ごした魔法の4日間【後半】

 

 

前回の記事では、プエルト・プリンセサの街歩きと世界遺産への内容でしたが、3日以降も盛りだくさんの内容で旅行してきました!

パラワン冒険記!プエルト・プリンセサで過ごした魔法の4日間【前半】

それでは後半を紹介していきます

 3日目:絶景のアイランドホッピング

朝7時に起床。今日はアイランドホッピングの日です!ホテルの朝食を軽く済ませ、8時にはホテルのビーチに集合しました。いくつかのホテルを回って、今日の同じ旅の方々を集めていきます。実は、前日のツアーに参加していたマニラからきた大型ファミリーが今回も一緒で、暖かく迎えていただけました。その後、島で食べるLunch Boxを回収したり、シュノーケル用品や水着などのレンタル店でレンタルをして、ツアーの出発地へ向かいました。

今日のツアーは、ホンダベイ・アイランドホッピングツアー。ホンダベイは、プエルト・プリンセサから北に位置する美しい湾で、大小様々な島々が点在しています。季節や天候などによってどの島に渡るのかが決まるようです。

準備を整え、いよいよ出発!最初の目的地は、ルリ島(Luli Island)です。Luliは「LUbog-LItaw」の略で、「沈んだり現れたり」という意味。潮の満ち引きによって、島の大きさが変わるんです。

ルリ島に到着すると、まず目に飛び込んでくるのは、透明度抜群の海。エメラルドグリーンとターコイズブルーのグラデーションが美しく、思わずため息が出てしまいます。島にはビーチだけでなく、シュノーケリングスポットもあるので、早速海に飛び込みました。

カラフルな熱帯魚たちが泳ぎ回る様子を観察していると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。海から上がった後は、島にある展望台まで登ってみました。360度のパノラマビューは圧巻で、ホンダベイの美しさを改めて実感します。

次に向かったのは、スターフィッシュ・アイランド。その名の通り、ヒトデがたくさん見られることで有名な島です。浅瀬を歩いていると、様々な色や形のヒトデを見つけることができます。もちろん、むやみに触ったり持ち上げたりするのは禁止ですが、海中で間近に観察できるのは貴重な体験でした。

昼食は、パンダン島(Pandan Island)で。ビーチサイドに設置された簡易テーブルで、バーベキューランチです。新鮮な魚介類や野菜、フルーツなどが次々と運ばれてきて、海を見ながらの食事は格別でした。特に、グリルした魚とマンゴーがジューシーで美味しかったです。

食後は、パンダン島のビーチでゆっくり過ごしました。真っ白な砂浜に寝転んで本を読んだり、ヤシの木陰でうたた寝したり...。都会の喧騒を忘れ、島時間を満喫します。

最後に訪れたのは、カウボーイ島(Cowboy Island)。小さな無人島で、周囲を歩いても30分もかかりません。でも、その分静かでプライベート感があります。シュノーケリングを楽しんだ後は、島の先端にある岩場まで歩いて行きました。そこからの眺めは最高で、夕日に染まり始めたホンダベイを一望できました。

フィリピンの方々は海辺に住んでいない限り、ほとんどの方が泳げないようです。そのため、救命胴衣をつけたまま海に入って泳ぎます!なので砂浜はカラフルな救命胴衣色で飾られています。また、泳げないことが前提のため、安全ロープは岸からとても近く、なかなか深いところはいけません。たくさん泳いだり、カラフルな魚を本格的なシュノーケリングで楽しみたい場合は、アイランドホッピングは向いていなさそうです。

ホテルに戻ったのは、夕方5時頃。シャワーを浴びて砂を落とし、少し休憩した後、夕食に出かけます。

この日の夕食は、「Kalui Restaurant」というローカルレストランを選びました。ここは、プエルト・プリンセサで最も人気のあるレストランの一つです。靴を脱いで入る伝統的なスタイルで、内装も地元アーティストの作品で飾られています。

コース料理を注文しましたが、どれも絶品でした。特に印象に残ったのは、ココナッツミルクで煮込んだカニと、マンゴーとエビのサラダ。デザートには、フレッシュマンゴーとバナナスプリングロールが出てきて、甘さと酸味のバランスが絶妙でした。

食事の後は、プエルト・プリンセサ・ベイウォークを散歩。夜のベイウォークは、昼間とはまた違った雰囲気です。ライトアップされた遊歩道を、多くの人々が散歩しています。地元のバンドの生演奏を聴きながら、今日一日の島巡りを振り返りました。海風が心地よく、マニラでは味わえない開放感に包まれます。

ホテルに戻ったのは22時頃。バルコニーに出て、星空を眺めながらしばし物思いにふけります。マニラの空では見られないほど澄んだ夜空に、無数の星が輝いています。明日は最終日。名残惜しい気持ちを抑えつつ、早めに就寝しました。
 

4日目(最終日):市内散策とショッピング、そしてマニラへ


最終日の朝は、少しゆっくり目に8時起床。今日の飛行機は夕方なので、午前中はホテル周辺でのんびり過ごすことにしました。

朝食後、ホテルのプールサイドでヨガのレッスンに参加。インストラクターの指導のもと、波の音を聞きながらのヨガは格別でした。心身ともにリフレッシュできた気がします。

その後、ホテルのプライベートビーチでひと泳ぎ。透明度の高い海で泳ぐのは気持ちがいいですね。浜辺に腰を下ろし、波の音を聞きながらボーッとしていると、マニラでの慌ただしい日々が遠い過去のように感じられます。

10時にチェックアウトし、荷物を預けてから市内観光に出かけました。まずは、パラワン州特別大隊第二次世界大戦博物館(Palawan Special Battalion WW-II Memorial Museum)に行きました。ここには、第二次世界大戦時に使用されたジプニーや武器が収用されている博物館で、生々しい歴史がそのまま残っています。日本軍やアメリカ軍、ヨーロッパのそれぞれの装備が無作為に展示してあります。

お昼は、地元で人気の「Bona's Chaolong」というベトナム料理のレストランへ。プエルト・プリンセサには、ベトナム難民の影響で本格的なベトナム料理店があるんです。看板メニューの「チャオロン」(ベトナム風のフォー)を注文。あっさりとした牛肉のスープと、モチモチの麺が絶妙でした。

食後は、バクラヤン通り(Baclaran Street)を散策。ここは地元の人々で賑わう市場通りで、新鮮な果物や野菜、地元の手工芸品などが売られています。カシューナッツやドライマンゴーなど、フィリピンならではのお菓子を買い込みました。

その後、プエルト・プリンセサ記念博物館(Puerto Princesa City Baywalk Park and Visitor's Center)に立ち寄りました。ここでは、パラワン島の歴史や文化、生態系について学ぶことができます。特に興味深かったのは、第二次世界大戦中のパラワンの役割についての展示でした。

その後プラザ・クエルナバカ(Plaza Cuartel)を訪れました。ここは第二次世界大戦中の悲劇の舞台となった場所で、今は平和記念公園となっています。静かに祈りを捧げ、平和の大切さを改めて感じました。

時間が迫ってきたので、最後に、プエルト・プリンセサで有名な真珠のお店「Pearl of the Orient」へ。ここでは、南洋真珠のジュエリーを販売しています。店員さんの説明を聞きながら、美しい真珠のネックレスやイヤリングを眺めました。同僚への土産に、シンプルな真珠のペンダントを購入。

18時頃、ホテルに戻って荷物をピックアップし、空港へ向かいます。プエルト・プリンセサ国際空港に到着したのは17時頃。チェックインを済ませ、お土産屋さんで最後の買い物をしました。パラワンコーヒーや、地元アーティストが作った木彫りの置物など、思い出の品々を手に入れました。
20時、マニラ行きの飛行機に搭乗。窓から見える夕焼けに染まったパラワンの島々を眺めながら、この4日間を振り返ります。世界遺産の地下河川、スリル満点のジップライン、癒しのアイランドホッピング...どれも忘れられない思い出になりました。

マニラのニノイ・アキノ国際空港に到着したのは21時30分頃。タクシーでBGCの自宅に戻り、旅の終わりを迎えました。
 

まとめ:パラワン旅行を振り返って


この3泊4日のパラワン旅行は、私にとって本当に素晴らしい体験でした。マニラでの日々の喧騒を忘れ、大自然に抱かれて過ごした時間は、心身ともにリフレッシュする機会となりました。

特に印象に残ったのは、やはり世界遺産の地下河川国立公園です。神秘的な洞窟内部の景観は、言葉では言い表せないほどの感動がありました。また、ジップラインでの空中飛行は、最初は怖かったものの、やってみると爽快感が癖になりそうです。

アイランドホッピングでは、エメラルドグリーンの海と白い砂浜、色とりどりの熱帯魚たち...まるで絵葉書から飛び出してきたような景色に、何度も目を疑いました。都会では味わえない「島時間」の流れる中で、ゆったりと過ごせたのも贅沢な体験でした。

プエルト・プリンセサの街歩きも楽しかったです。地元の人々の温かさや、スペイン統治時代の名残を感じる建築物、そして新鮮な海の幸...すべてが新鮮で魅力的でした。

この旅行を通じて、フィリピンの魅力を改めて実感しました。マニラで働いていると、時としてフィリピンの大都市の一面しか見えなくなりがちです。しかし、一歩外に出れば、こんなにも美しい自然と豊かな文化が待っているんですね。

また、この旅行は自分自身を見つめ直す良い機会にもなりました。日々の仕事に追われる中で、ともすれば忘れがちな「生きる喜び」や「自然との調和」の大切さを、身をもって感じることができました。

パラワン旅行は、間違いなく私の人生の宝物の一つになりました。機会があれば、今度は他の島々も訪れてみたいと思います。エルニド(El Nido)やコロン(Coron)も、絶景スポットとして有名だと聞いています。

フィリピンに住む日本人の皆さん、週末や連休を利用して、ぜひパラワンへ足を運んでみてください。マニラから飛行機で1時間ちょっとで、まるで別世界が広がっています。心身ともにリフレッシュでき、新たな活力を得られること間違いなしです!

そして、日本にいる皆さん。フィリピン旅行を考えているなら、マニラだけでなく、ぜひパラワンも検討してみてください。きっと素晼らしい思い出になるはずです。

最後に、この旅行をサポートしてくれた同僚たちと、温かく迎えてくれたパラワンの人々に感謝の気持ちを伝えたいと思います。みなさん、本当にありがとうございました!

次は、フィリピンのどこへ旅しようかな...そんなことを考えながら、明日からまた頑張って働こうと思います。それでは、また次の冒険でお会いしましょう。WaoWaoでした!