こんにちは、マニラで働く日本人エンジニアのWaoWaoです!今日は、マニラで暮らす上で欠かせないSNSについてお話しします。フィリピンは「ソーシャルメディアの首都」と呼ばれるほどSNS大国。実際に暮らしてみると、その重要性を肌で感じます。それでは、フィリピンで流行っているSNSと、その使用用途について詳しくご紹介しましょう。
1. Facebook
まず筆頭に挙げられるのが、Facebookです。日本ではあまり使われなくなりましたが、英語圏ではまだまだその覇権を握っており、たくさんのことがこのFacebookで行われています。
利用率:フィリピン人口の約70%が利用
主な使用用途:
- 友人・家族とのコミュニケーション
- ニュース収集
- ローカルビジネスの情報収集
- イベント情報の共有
- マーケットプレイス(個人間取引)
フィリピンでは、Facebookは単なるSNSではなく、生活インフラの一部と言っても過言ではありません。インターネットがなくても一部機能使用できるプランも用意されているので、スマホがあれば誰でも使えることに驚きました。また、小さな食堂やローカルショップまでFacebookページを持っていること。営業時間の確認や、メニューの閲覧、さらには予約までFacebookで完結することも珍しくありません。
例えば、私がよく行くBGCのカフェは、新メニューの告知やプロモーションをすべてFacebookで行っています。フォロワーになっておくと、お得な情報をいち早くゲットできるんです。
また、アパートを探す際もFacebookのマーケットプレイスが大活躍しました。不動産エージェントを通さず、直接オーナーとやり取りができて、手数料も節約できました。
注意点としては、フィリピンではFacebookを通じてフェイクニュースが広まりやすい傾向にあります。情報の真偽は常に確認する必要がありますね。
2. Messenger
FacebookのチャットアプリであるMessengerも、単独で重要なコミュニケーションツールとして使われています。
利用率:Facebookユーザーのほぼ全員が利用
主な使用用途:
- 個人的なチャット
- ビジネスコミュニケーション
- グループチャット
- 音声・ビデオ通話
- 送金機能
Messengerは、友人とのコミュニケーションだけでなく、ビジネスシーンでも頻繁に使用されます。私の会社でも、同僚とのちょっとした連絡はほとんどMessengerで行っています。
3. Instagram
若者を中心に人気が高まっているのがInstagramです。
利用率:フィリピン人口の約40%が利用
主な使用用途:
- 写真・動画の共有
- インフルエンサーマーケティング
- レストラン・カフェ情報の収集
- ファッション・トレンド情報の収集
- 旅行先の情報収集
フィリピン人は写真好きが多く、Instagram文化が根付いています。特に、食事やカフェ巡り、旅行の様子を投稿する人が多いですね。それだけでなく、ちょっとしたオフィスでのイベントやパーティでもすぐにカメラを取り出して撮影して共有してくれます。
私自身、マニラの新しいレストランを探す時はInstagramを活用しています。例えば、BGCにある人気のミルクティー店は、新フレーバーを出すたびにInstagramで告知。その投稿を見て、休日に友人と一緒に並んで買いに行ったこともあります。
また、フィリピンのローカルブランドの多くが、Instagramを主要なマーケティングツールとして使用しています。フォロワーを増やすためのキャンペーンも頻繁に行われるので、お得な情報をゲットできることも。
4. TikTok
若年層を中心に急速に普及しているのがTikTokです。
利用率:フィリピン人口の約30%が利用(特に10代〜20代に人気)
主な使用用途:
- 短尺動画の視聴・作成
- ダンスチャレンジ
- コメディ・パロディ動画
- DIY・ハウツー動画
- 商品レビュー
フィリピン人の陽気で明るい性格と、TikTokの気軽に動画を作れる特性が相性抜群。街中でTikTok動画を撮影している若者をよく見かけます。
私の職場でも、昼休みにTikTokのダンスチャレンジを練習している同僚がいるほど。最初は文化の違いに戸惑いましたが、今では私も時々参加しています。チームビルディングにも一役買っているんですよ。
中心は若者ですが、老若男女楽しい動画を投稿しています。私の家に掃除に来てくれる家政婦さんは、私よりもだいぶ年齢層が上でしたが、ダンスやカラオケ動画を作成して投稿していました。年齢などを気にせずに楽しいことを積極的に行なっていることはフィリピンならではだと尊敬しました。
5. LinkedIn
ビジネス用SNSとして、LinkedInの利用も増加傾向にあります。
利用率:フィリピンの就業人口の約20%が利用(特にホワイトカラー層に人気)
主な使用用途:
- プロフェッショナルネットワーキング
- 求人・転職活動
- ビジネス情報の収集
- 自己PR
- オンラインセミナーの告知・参加
フィリピンの経済発展に伴い、LinkedInの重要性も高まっています。特に、IT業界やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)業界では、LinkedInを通じたリクルーティングが一般的です。
私自身、現在の職を見つけたのもLinkedInがきっかけでした。また、フィリピンのビジネストレンドや業界動向をキャッチアップするのにも役立っています。求人を行った際には、Linkdin の公開しているセミナーを受講してその内容を経験やトレーニングとしてレジュメに記載するケースもあるため、一度みておくのもいいかと思います。
例えば、BGCで開催されるテック系のミートアップやセミナーの情報も、LinkedInで得ることが多いです。参加申し込みもLinkedInから直接できるので便利ですね。
6. WhatsApp / Telegram
WhatsAppやTelegramは、国際的なコミュニケーションツールとして使用されています。
利用率:フィリピン人口の約20%が利用(特に国際的なつながりがある人に人気)
主な使用用途:
- 海外の友人・家族とのコミュニケーション
- ビジネスでの国際的なやり取り
- グループチャット
- 音声・ビデオ通話
フィリピンは海外出稼ぎ労働者が多い国として知られていますが、そういった人々と国内の家族のコミュニケーションツールとしてWhatsApp/Telegramが活用されています。
私の場合、日本の家族や友人とのコミュニケーションにLineを使っています。また、フィリピン国外の取引先とのビジネスコミュニケーションはTelegramで行うことが多いです。フィリピンと日本以外の友人とは、WhatsAppで連絡を取ることが多いですね。
マニラで暮らす上でのSNS活用のコツ
これらのSNSを上手に活用することで、マニラでの生活がより便利で楽しいものになります。以下、私なりのコツをいくつか紹介しますね。
1. ローカル情報はFacebookとInstagramをチェック:
レストランの新メニューやローカルイベントの情報は、これらのプラットフォームで最新情報をキャッチできます。さらに不動産やメルカリ、求人など衣食住に関連する探したいものは大体このプラットホームで完結します。
2. 友人とのコミュニケーションはMessengerを活用:
フィリピンでできた友人とは、Messengerを利用します。通話するときもそのまま使用します。
3. ビジネスネットワーキングはLinkedInを活用:
キャリアアップや業界動向の把握に役立ちます。より専門的な内容を学習するのにも役立ち、そのままレジュメに使用できます。
4. 国際コミュニケーションはWhatsApp / Telegramを:
日本の家族や友人との連絡には、Lineが使いやすいでしょう。海外の友人とはWhatsAppが多いですが、海外の仕事関連はTelegramが多いです。ただしこれは業界によって少し異なる部分がありそうな感じがしています。
5. トレンドキャッチにはTikTokを:
若者文化や最新のトレンドを知りたい時は、TikTokをチェックすると良いでしょう。ただし、いつの間にか時間を消費して後悔することが多いので、個人的には要注意です。
6. プライバシー設定に注意:
フィリピンでは個人情報の取り扱いに対する意識が日本ほど高くない場合があります。自身のプライバシー設定はしっかりと確認しましょう。
7. フェイクニュースに注意:
特にFacebookでは、フェイクニュースが拡散されやすい傾向があります。情報の真偽は常に確認する習慣をつけましょう。
マニラでの生活において、SNSは単なるコミュニケーションツール以上の存在です。上手に活用することで、現地の文化により深く触れ、充実した海外生活を送ることができます。皆さんも、マニラライフを楽しむツールとして、ぜひSNSを活用してみてください!
それでは、素敵なソーシャルライフを!WaoWaoでした。