フィリピン人同僚との絆を深めたい私が頑張ってるコミュニケーション術

 

こんにちは、マニラのBGCで働く日本人エンジニアのWaoWaoです。フィリピンで3年間働いてきて、最初は戸惑うことも多かったフィリピン人同僚とのコミュニケーション。でも今では、彼らとの関係が私の仕事生活の大きな喜びになっています。今日は、私が経験から学んだフィリピン人同僚とのコミュニケーションのコツを10個ご紹介します。まあ人によるんですけどね。

1.スマイルを忘れずに!

フィリピン人は本当に明るくて陽気。いつも笑顔を絶やさない人が多いんです。最初は「なんでそんなに笑ってるの?」と思ったくらい(笑)。でも、この「スマイル文化」に慣れてくると、職場の雰囲気がとても良くなることに気づきました。意識して笑顔と声のトーンを明るくすることを心がけています。。特に朝の挨拶は笑顔で"Good morning!"と元気よく。きっと、同じように明るい返事が返ってきます。
フィリピンにも、空気を読むことや気遣う文化があり、雰囲気から他人の機嫌を配慮するコミュニケーション術は、日本人以上に長けていることもあります。いけると思ったらグイグイこちらのパーソナルな部分にも入ってこられますね。

2.小さなトークを大切に

フィリピン人は「スモールトーク」が得意です。日本だと「無駄話」と思われがちかもしれませんが、ここでは人間関係を築く重要な要素なんです。朝一番や昼食後などに、「週末何してた?」「家族は元気?」といった軽い会話を心がけます。相手の趣味や家族構成を知ることで、より深い関係が築けます。

3.相手の名前を覚えて使おう

フィリピン人は、名前で呼ばれることをとても喜びます。特に、ニックネームで呼ばれるのが一般的。同僚のニックネームを積極的に覚えて使います。例えば、Maricelleさんなら「Cel」、Franciscoさんなら「Kiko」といった具合です。名前を呼ぶだけで、親近感がぐっと増しますよ。チャット名と本名とニックネームが異なることも多く、最初は頑張って覚えます。
このことは、オフィスだけでなく、カフェやサービスなどで名前を告げる時に文化だと実感します。2回目以降は名前で呼ばれ、3回目には入口から名前で呼んでサービス開始してくれることが多いからです。そんな時私は店員さんの名札に助けられています。

4.英語は完璧を目指さない

フィリピン人の英語力は高いですが、だからといって完璧な英語を求められているわけではありません。むしろ、コミュニケーションを取ろうとする姿勢が大切なんです。ただし、英語で発する言葉がどのようなニュアンスで伝わっているかは、確認した方がいいかもしれません。WhatやWhyをたくさん使うと、とても怖がらてしまいます。
継続して英語の勉強しなければならないことは増えていきます。文法や発音が間違っていても気にしすぎないこと。伝えようとする気持ちが大切です。むしろ、時々間違えた方が親しみやすく感じてもらえるかもと思っています。

5.ジョークを楽しもう

フィリピン人はユーモアのセンスが抜群。職場でもよくジョークを言い合っています。最初は戸惑いましたが、今ではこの雰囲気が大好きです。ジョークを言う勇気がなくても、まずは笑顔で相槌を打つところから始めましょう。そのうち、自分でも冗談が言えるようになりますよ。ただし、個人や特定のグループを攻撃するようなジョークは避けた方がいいかなと思います。ゴシップ好きなので、そうなりがちですが自分に返ってきそうです。また、ブラックジョークは現場が凍ったりするので、ストレートな言い回しにしておいた方が無難です。

6.「はい」「いいえ」をはっきりと

日本人特有の曖昧な返事は、フィリピン人には通じないことが多いです。特に仕事の場面では、明確な意思表示が求められます。これは、英語で強く言うと怖がられてしまいますので、Yes or NO を伝えるのではなく、丁寧に説明して結論を伝えると言う意味です。「はい」「いいえ」をはっきりと伝えます。特に「いいえ」と言う時は、理由も添えると誠意が伝わります。例えば、「Sorry, I can't do that because...」といった具合です。逆に相手が曖昧な言葉で返してくることもとても多いです。その時はしっかりと合意をとったほうがいいです。

7.食事の時間を大切に

フィリピン人にとって、一緒に食事をすることはとても重要。職場でのランチタイムも、重要なコミュニケーションの場なんです。可能な限り、同僚と一緒にランチを取ります。たまには現地のレストランに行くのもいいですね。食事を通じて、仕事以外の話題で盛り上がれます。

8.宗教への配慮を忘れずに

フィリピンはカトリック国。多くの人が敬虔な信者です。宗教に関する話題や冗談は避けた方が無難です。宗教的な祝日や習慣を尊重しますう。例えば、イースターやクリスマスの時期には「Happy Easter!」「Merry Christmas!」と声をかけるだけで、とても喜ばれます。

9.家族を大切にする文化を理解しよう

フィリピン人は家族をとても大切にします。家族の話題は、良好な関係を築く上で重要です。欠勤連絡や遅刻連絡の際も、受け取る理由は家族関連であることの方が本当に多いと感じます。大切に思っていることを尊重します。同僚の家族構成を覚えておき、時々家族の様子を尋ねてみましょう。「お子さんの学校はどう?」「奥さんのお仕事は順調?」といった質問は、相手との距離を縮めてくれます。

10.「フィリピン時間」を理解する

「フィリピン時間」という言葉をご存知ですか?約束の時間より遅れがちな文化のことです。最初は戸惑いましたが、今では「余裕を持って」という意味だと理解しようと考えています。重要な会議や締め切りには厳格ですが、それ以外では多少の遅れを許容する心の余裕を持ちましょう。ただし、自分が遅刻するのは避けます。

まとめ:オープンな心が鍵

フィリピン人同僚とのコミュニケーションで最も大切なのは、オープンな心を持つこと。文化の違いを楽しみ、新しいことを学ぼうとする姿勢が大切です。

私自身、最初は戸惑うことも多かったフィリピン流のコミュニケーション。でも、徐々に慣れていくうちに、この陽気で温かい雰囲気が大好きになりました。今では、フィリピン人同僚との交流が、仕事生活の大きな喜びになっています。

例えば、先日はチームメンバーの誕生日を祝う小さなパーティーがありました。日本なら「仕事中に...」と思うところですが、ここでは皆で歌を歌ってケーキを食べ、楽しいひと時を過ごしました。その時の全員の笑顔が忘れられません。

また、困ったときに同僚が助けてくれた経験も。英語のレポート作成に苦戦していた時、フィリピン人の同僚が「一緒に見てあげるよ」と声をかけてくれたんです。彼女の温かいサポートのおかげで、無事にレポートを仕上げることができました。

このような経験を通じて、私は「仕事は仕事、プライベートはプライベート」という日本的な考え方から少し離れ、「仕事も人生の一部」というフィリピン的な考え方を学びました。そして、この考え方が、実は仕事の生産性にもプラスに働くことに気づいたんです。

フィリピン人同僜とのコミュニケーションは、時に戸惑うこともあるかもしれません。でも、それ以上に学びや喜びがあります。ぜひ、オープンな心を持って彼らと接してみてください。きっと、あなたの仕事生活がより豊かになるはずです。

最後に、これらのコツはあくまでも私の経験に基づくものです。フィリピン人といっても一人一人個性があるので、相手をよく観察し、臨機応変に対応することが大切ですね。

皆さんも、フィリピン人同僚とのコミュニケーションを楽しんでください。そして、もし素敵な経験があれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。新しい発見を共有できるのを楽しみにしています!